友達の誕生日プレゼントを買いにAndersonvilleのいつも行く本屋さんへ行ってみたら、気になる本があったのでさっそく購入!この本屋さんは大手の本屋さんとは違って小さいけど、私のツボにはまる本がいっぱいです。女性や子供にやさしいこの本屋さんで、チェックするのは料理の本とスタッフおすすめの本。女性の作家ものは、やっぱり読んでいてしっくり来ます。そして、移民や多文化についての本はとっても興味津々。最近のプチブームはイスラム圏の女性についてです。
お友達に買ったのはGirls of Riyadhと言って、サウジアラビアバーションのSex and Cityといったところなんだけど、結構内容はシリアス。でも、恋について悩むのって世界共通なんだなあ、って思ったりして一気に読んでしまいました。実話が元になっていて、しかもインターネットでのやりとりがあったりで、私的にはイスラム世界に興味をもつとっかかりになった本です。文化上、いろいろな決まりがあるんだけど、駆け引きがすごい!そして、男の子の心理ってものもやっぱり世界共通するところあるんだなあ、ってやけに関心しました。
そして今回手に取ったのはThe Dander from Khivaと言ってこちらもイスラム圏の女性の話なんだけど、ウズベキスタン人でロシアで移民として暮らしている女性の実話です。こちらはサウジのお金持ちリヤドっ子とは違って、お家が貧しく、家庭内暴力が日常茶飯事で自殺を考えてしまう女性のつらいお話しです。読んでいてまさに信じられないことだらけ。例えば、16歳で集団レイプされて、翌日からは「あの子は処女じゃなかった」とうわさをたてまくられたり、ダンスに興味を示すとお兄さんにボコボコに殴られたり、あまりのつらさにロシアからの研究生にもらった住所をたよりにロシアのサントペテルスブルグに行けば、言葉がよくわからないのと、貧しいので身なりがよくないのもあって、まともにあいてにしてもらえず、食べるものにも困り、自殺を試みるけど不成功に終わったりと、つらいのなんのって。コンサバティブな田舎出身で違う国で言葉で苦労してきた同じ女性として感慨深いものがありました。もちろん、彼女の苦しみは想像を絶するものだけど。
この本を買ってすぐ、家に帰って読もうかな、と思ったんだけど、せっかくこのネーバーフッドにいることだし、前から気になっていたミドルイースタンなクレープ屋さんでお茶しながら、読んでみることにしました。クレープはやっぱり卵や乳製品をバリバリに使っているので、食べることが出来ず残念だったけど、ターキッシュコーヒーはおいしかったです。カルダモンがきいていて、甘さも選べて、小さなカップでちびちびいただきながら、時々、とっての長い小鍋からコーヒーを注いで満足満足。ちょっとイスラムな感じで、でも本の内容がすごくて、ぬくぬくとコーヒーショップで悲惨な女性の話を読んでいるなんて、とっても複雑な気分でした。
家に帰って来てからも、もくもくと読み続け、夜12時には完読してしまいました。この本がアメリカで出版されたことで、ロシアに住む彼女の生活が少しでも楽になっていることを祈ってやみません。
シカゴにもイスラム圏中央アジアの国から来ている女性はいるのかもしれないなあ、と思ったり、前回、日本行きの飛行機でお願いしてあったベジミールが出てこなかったとき、マレーシアのイスラム教徒の親子が娘さんが食欲がないから、と言って特別な宗教用のベジミールをくれたり、遠かったイスラム文化が少し近くに感じます。
宗教のことは正直よくわからないし、一概に誰が悪いとかは言えないんだけど、とにかく一生懸命生きている人が信じているものが違うからとか、女性だからとか、いわゆるアートとかダンスとか堅くない分野に興味を持っているからというだけで、ひどい目に遭うのは理不尽だなって思いました。
淡々と書かれていて、そしていじわるなことをされても相手の立場を考えて理解してあげようとする彼女のやさしさと、強さ、どんなに大変でも教育の大切さを第一に考えている彼女の姿勢、宗教色が強くない国で暮らしていても、異文化で暮らしていなくても、同感できる部分が多いので、この本、お薦めです。



0 responses so far ↓
There are no comments yet...Kick things off by filling out the form below.